澪 ‐軌跡を描く‐

株式会社シーポイントラボでプログラマーとして働いています。
一人前の社会人となれるよう、ゆっくりと、しかし着実に成長していきたいです。
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【読書】映画より遥かに濃密なストーリー!宮部みゆき著「ブレイブ・ストーリー(角川文庫)」を読了!

ファンタジー好きな後輩たかしーくん一押しの「ブレイブ・ストーリー」を最近購入し、つい昨日ようやく読み終わりました!

▼角川文庫 ブレイブ・ストーリー 上・中・下
【読書】映画より遥かに濃密なストーリー!宮部みゆき著「ブレイブ・ストーリー(角川文庫)」を読了!

おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。
家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。
5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!?
トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。
コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。

こちらの紹介文は、Amazonの商品説明から抜粋させていただきました。


読んだ感想は…何というか、映画 → 原作だったせいか、かなり濃密というか、色々圧縮されているという印象を受けましたね。
というか、原作ってこんなにドロドロした展開なの!?
例えば、映画でも、主人公・亘(ワタル)の両親は離婚していますが、その背景がかなり人間味あふれるというか愛憎入り混じるというか…。
ネタバレになるのであまり詳しくは書きませんが……亘のお母さんのイメージが変わりました。


あとは登場人物が多い!
幻界(ヴィジョン)もそうですが、亘が元いた世界・現世(うつしよ)でも、亘の伯父さんが出てきたり、美鶴(ミツル)の叔母さんが出てきたり、クラスメイトが出てきたり、謎の女の子が出てきたり…。
登場人物が多い作品が苦手な人には、いっそ辛いくらいのボリュームでしたね。


また、幻界(ヴィジョン)での宗教問題とか勢力関係も、なかなかに複雑。
いっそ、現世(うつしよ)の方が問題が分かりやすいくらいでした。


で、個人的にちょっともやっとしたのがエンディングの、特に美鶴の最期ですね。
亘の最後というか、物語としてのエンディングもそうですが、美鶴のラストシーンが何だかふわっとしているような印象を受けました。
映画のラストが凄く好きなので…それと違っていたせいかな?
何というか…結末はわかっているんだけど、折角ならちゃんと文として書き記して欲しかったというか…。
うーん、モヤモヤ。


ということで、面白かったけど、残念ながら私の好みとはちょっと違ったかな?という感じでした。
結局私はハッピーエンド至上主義というか、感情引入した子には幸せになってほしいので、美鶴にも幸せになってほしかったですね。

でも、お話自体はボリューミーで凄く読み応えがあったので、特にファンタジー好きな方にはおすすめです。
私のように、映画は見たけど原作は読んでない、という人は、是非読んでみてはいかがでしょうか?


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