澪 ‐軌跡を描く‐

株式会社シーポイントラボでプログラマーとして働いています。
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【ミステリー】ドラマとはちょっと違う展開にドキドキ!内藤了 著「CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

1作品目の「ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」を紹介してから、少し時間が経ってしまいましたが…シリーズ2作品目の紹介です!

▼CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子
【ミステリー】ドラマとはちょっと違う展開にドキドキ!内藤了 著「CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

こちらは、ドラマでは第3話目にあたります。

廃墟と化した洋館で、ドレスやネグリジェ、エプロンを見につけた女性の遺体が、ソファやキッチン、布団の上でまるでくつろいでいるかのように置かれている、という、冒頭から犯人の異常さが際立っていたお話です。
もしくは、「ソファに座っていたご遺体の下半身がやけに平らだったので、着ていたドレスを捲ってみたら足がなかった」というシーンの方がピンとくる人の方が多いでしょうか。
…まあ、このお話に限らず、どの話も負けず劣らず猟奇的なんですけど…。


このお話では、女性の美に対する貪欲さは底が知れないということがよく分かりますね。
拒食症とか、整形を繰り返す女性の心理ってこんな感じなのかな?


本の裏に書いてあるあらすじはこちら。
【ミステリー】ドラマとはちょっと違う展開にドキドキ!内藤了 著「CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」

廃屋で見つかった5人の女性の死体。そのどれもが身体の一部を切り取られ、激しく損傷していた。
被害者の身元を調べた八王子西署の藤堂比奈子は、彼女たちが若くて色白でストーカー被害に悩んでいたことを突き止める。
犯人は変質的な付きまとい男か?
そんな時、比奈子にストーカー被害を相談していた女性が連れ去られた。
行方を追う比奈子の前に現れた意外な犯人と衝撃の動機とは!?
新しいタイプの警察小説、第2弾!


今回は、ストーリー的にはほとんどドラマと同じだったのですが、登場人物は少し違っていましたね。
原作では、ストーカー被害に遭っていた女性のお子さんは男の子だったのですが、ドラマだと女の子になっていたりとか、あとは、犯人の容姿が原作とドラマとで、凄く違っていたりとか。


読んでみた感想としては、ドラマの方が、犯人に共感しやすいというか、「なぜこんなことをしたのか?」という犯行動機を納得しやすいかな?という印象を受けました。
ですが、個人的には原作の設定の方が、より犯人の心理状態の異常さが際立っていて好きですね。


あまり書くとネタバレになってしまうので、ちょっとだけにしておきますが、比奈子が犯人に問うた、なぜ腕を切り落としたのか?に対する答えには…ちょっとぞっとしましたね。

「だって、もったいないじゃない」
「あの腕だって、私のほうがもっときれいに着こなせるもの」


」=「人間の身体の一部」ではなく、もはや「材料」としてしかみていないという、犯人の異常さがよく分かる答えでした。

そして、切り落とした腕や足、腹部で、犯人が何をしようとしていたのか…真相が気になる方は、是非本を買って、自分の目で確かめてみてください!
本を読むのが苦手!という方は、ドラマもおすすめです。


ドラマといえば…そう言えばまだ原作で「冷凍庫」のお話が出てきてない…。
あれはドラマのオリジナルストーリーだったのでしょうか?
結構好きな設定と展開だったので、原作でも読んでみたかったのですが…。
今後の展開に期待!ですね。


ちなみに、第一作目の「ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」についての感想はこちらから。
2016/08/26
【火10ドラマ】波瑠さん主演のドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の原作本を購入!
心の奥に、怪物がいる。あなたにも、私にも。最近ハマっているミステリードラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」に原作本があると知り、思わず購入しちゃいました!▼ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子著者が内藤 了さんという方で、角川ホラー文庫から出版されています。…原作だと、タイトルが「猟奇犯罪…


こちらは、「かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく元犯罪者の謎の自死事件」を追っていく、というストーリーです。
こちらもタイトルを裏切らず、中々に猟奇的でしたね。


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この記事へのコメント :
気の小さいアタシにはとても読めまへんなあ。(^^;
Posted by 五十八五十八 at 2016年10月19日 23:01
>> 五十八さん
コメントありがとうございます!

そうですね…。
確かにホラーとかサスペンスとかが苦手な人には、とてもお勧めできないです。
描写も凄く丁寧なので、想像力が豊かな人もきついかもしれませんね。

以前読んだ、東野圭吾の「ラプラスの魔女」は、物理の話が合ってちょっと難しいですが、ホラー要素無しなので、こちらはおすすめです。
Posted by 璃宇璃宇 at 2016年10月20日 14:46
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