澪　‐軌跡を描く‐

先日、ふらっと本屋に行ったら発見したので、反射的に購入していました。

▼心霊探偵 八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い

私が好きな著者のひとりである「神永学」さんの最新刊、「心霊探偵八雲シリーズ」の番外編です！
こちらは本編よりも過去のお話で、八雲と晴香の通う大学の学園祭にまつわる短編が3つ収録されています。


心霊探偵八雲シリーズについて、詳しくはこちらの公式サイトもご覧ください！

■神永学『心霊探偵　八雲』シリーズ｜KADOKAWA
http://shoten.kadokawa.co.jp/kaminaga/yakumo/

裏表紙に書かれたあらすじはこんな感じ。

八雲と晴香の通う大学は、まもなく学園祭を迎えようとしていた。サークル発表に向けて練習にいそしむ晴香だったが、友人から心霊絡みの相談を受け、八雲に助けを求めることに。大講堂に現れ演劇の邪魔をする幽霊、呪われた女と背後に付きまとう怒りに満ちた男性の霊、見ると女の幽霊が現れる呪いのビデオ……。3つの事件の真相を、八雲の赤い左眼が鮮やかに解き明かす。1冊で楽しめる外伝シリーズ、初短編集！

…あらすじというか、紹介文を読んで気づきましたが、確かに心霊探偵八雲シリーズでは、短編集って初めてかも。
番外編として「ANOTHER FILES」は他にもありますが、それらは一冊丸々使って1つの事件の顛末を描いていましたしね。


読んだ感想は、ネタバレになるので詳しく書きませんが、帯にも書いてある通り、今回の短編は3つとも恋愛が関係した事件でしたね。
痴情のもつれ…というほどではないのですが、何かしら恋愛に絡んだストーリーでした。
…個人的には犯人や被害者の恋愛事情より、主人公の八雲と晴香の恋模様のほうが気になるんですけど！！
また、石井刑事の淡い恋心が今後どう育まれていくのかも、興味津々です！

それ以外の感想としては…短編集だったので、全体的にサラッと読めましたね。
気楽に読めていいですが、私としては、もっと小説の中の八雲の世界に引きずり込まれる感覚を楽しみながら読みたいので、ちょっと物足りなかったかな、という感じです。
どれも面白かっただけに、あっさり終わってしまって、何だか切ない…。


そんな若干の消化不良を抱えていましたが…この文庫本の帯に書かれた情報によると、最新刊となる単行本「心霊探偵八雲10 魂の道標」が今春に発売なのだとか…！
前回の9巻では、ラストがいいところで終わっていたので、続きがとっても気になる…！

ですが、発売されるのは単行本なので…文庫本が出るのはまだ先かな？
気になりますが…楽しみは気長に待つことにします！